聖書を読むことで どんなに英語力がつくか
街中にたくさんの本や教材が出回っていて買えるのに、その中で、なぜ聖書を選ぶのか という疑問もあるでしょう。
聖書は修辞的な技法が豊富に出てくる源なのです。聖書の旧約聖書は、もともとヘブル語で書かれ, ヘブル語は並列、比喩、頭韻反復などを多用する言語。それが現代の英語に翻訳されると、これらの修辞法が残るわけです。よく知られた例をいくつか出しましょう。
Pride goes before destruction, a haughty spirit before a fall (Proverbs 16:18)
痛手に先立つのは驕り。つまずきに先立つのは高慢な霊。(箴言16:18) (新共同訳 日本聖書協会)
高ぶりは滅びにさきだち、誇る心は倒れにさきだつ。(口語訳聖書 日本聖書協会)
A cheerful heart is good medicine, but a crushed spirit dries up the bones (Proverbs 17:22)
喜びを抱く心はからだを養うが,霊が沈みこんでいると骨まで枯れる。(箴言17:22) (新共同訳)
心の楽しみは良い薬である、たましいの憂いは骨を枯らす。(口語訳聖書)
Stolen water is sweet; food eaten in secret is delicious! (Proverbs 9:17)
盗んだ水は甘く, 隠れて食べるパンはうまいものだ。(箴言9:17)
Lazy hands make a man poor, but diligent hands bring wealth. (Proverbs 10:4)
手のひらに欺きがあれば貧乏になる。勤勉な人の手は富をもたらす。(箴言10:4) (新共同訳)
手を動かすことを怠る者は貧しくなり、勤め働く者の手は富を得る。(口語訳聖書)
聖書はことわざの宝庫を宿しています。「もう1マイル行く(期待された以上の仕事をする)」とか「落ちる前のプライド(猿も木から落ちる)」などの英語の日常的な言い回しがすべて聖書から来ていることを知っていますか。そして、これらの言い回しの背景には、物語やたとえ話があることを知っていますか。聖書を読んだら、こうした言い回しをもっと覚えることができます。それは、文字通りの意味だけでなく、こういう日常的な言い回しの背景にある物語が分かるからです。簡単に言えば、聖書はあなたが持ち歩くことができる便利な会話集なのです。
聖書は有名な作家のインスピレーションの豊かな源泉です。ウィリアム・シェイクスピアが聖書の物語に基づいて演劇を書いたことを知っていますか? 彼は英語の聖書が国に広がった時代に脚本を執筆したのです。もし疑うなら、シェイクスピアの劇と聖書から取られたこの言葉の類似点を見てください。
Blessed are the peacemakers on earth.
平和を実現する人々は、幸いである、/その人たちは神の子と呼ばれる。
Henry VI, Part 2(2.1) and Matthew 5:9 (KJV) ヘンリー6世、パート2(2.1)とマタイ5:9(KJV)
My name be blotted from the book of life.
彼らの悪には悪をもって報い/恵みの御業に/彼らを決してあずからせないでください。
Richard II (1.3) and Psalm 69:28 (KJV) リチャード2世(1.3)と詩篇69:28(KJV)
聖書に触発された有名な文豪は、枚挙にいとまがありません。いくつか例をあげると、ジョン・バニアン、T Sエリオット、W Bイェーツ、アーネスト・ヘミングウェイなどです。
聖書を読むことで、より良い映画評論家にもなれます。シェイクスピア劇のような古典があなたの好みではないなら、マトリックスはどうですか? ナルニア 国 物語は?人気のハリウッド映画では、聖書のイメージがたくさん使用されています。聖書を読んでいなかったら、モルフェウスのような登場人物から聖書の意味を察することはおそらくできません。トリニティ、主演女優の名前でさえ聖書からきているのです。さらに、多くの映画のタイトルも、聖書に由来する用語から直接取られています。例としては、黙示録(黙示録)、バベル(創世記中)などです。
そして何よりもよいことに、聖書は無料です! オンライン聖書は、インターネット上でただですし、色々な版の英語聖書を見つけることができます – KJV、NIV、NRSV、BBE、GNBなど。
もし、自分一人で英語聖書の勉強をするより、教室で交流したいという方は、教会で英語聖書クラスに参加してみたらどうでしょう、これもたいてい無料です。
言葉の学習のために、このウェブサイトでは、これから全体を通して、言語としての美しさと、現代英語を取り入れているという理由で、新国際版(NIV)を使用していきます。その言い回しがNIVでは出てこない場合は、ジェームス王欽定訳などの他の版が引用されます。